様式と時代 構成主義建築論 ギンズブルク著
- S.Yamauchi
- 3月13日
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昭和5年1月14日発行の書籍を読み解く。
モルセイ・ヤコヴレヴィチ・ギンズブルグ(1892-1946)の著書です。
ギンズブルクはロシアの建築家、ロシア構成主義者の理論的指導者と言われた方です。
ベラルーシ出身でミラノ芸術アカデミー・リガ総合技術大学を卒業しています。
この著書の中での、労働者の住宅論の一節「構造の論理的な単純さと空間の合理的な利用を見る」ことが重要だと、上辺だけの華美を排して、簡素さや実用性を重視し、そこに民主性及び人間関係の具象性を見ていたのではないかと、日本の素朴な民家についても同じ構成主義的美しさを感じるのは私だけでしょうか。


ソビエトの建築から リヤービン発電所 モスクワ近郊の発電所機械室

労働宮設計 (これらの写真は著書の訳者の黒田辰男氏がソビエトの建築の発展がわかるように巻頭に紹介されて写真の一部です)
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