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  • S.Yamauchi

やまぐち建築ノート 笠戸島・柳井・熊毛

先日、松葉一清氏の1979年(昭和54年)発行の「やまぐち建築ノート」を

片手に、建物探訪に行ってきました。



笠戸島にある1975年(昭和50年)建設の「笠戸島ハイツ」設計は黒川紀章氏

勤労者福祉施設として国が整備し、RC造2階建の施設で、レストラン、大浴場、

宿泊室などからなる素敵な建物です。2019年4月閉館され現在解体中です。

すばらしいロケーションの中に建つ建物、また一つ貴重な建物が消えていきます。

営業中の「笠戸島ハイツ」

現在解体中の「笠戸島ハイツ」



柳井にある、「旧周防銀行本店」(旧市立図書館・現在は町並み資料館)です。明治39年完成の木造建築です。設計は長野宇平治、長野は明治26年東京帝国大学卒。明治30年から日本銀行の技師をつとめた。その間恩師にあたる、辰野金吾と共に日本銀行本店の設計にあたっている。

「旧周防銀行本店」(旧市立図書館・現在は町並み資料館)



山間地にひっそり。伊藤博文公の生家、天保12年(1841年)林十蔵の長男として、この茅葺の家で生まれた。現在の建物は平成3年(1991年)現在の位置に復元されたものです。隣接地には旧伊藤博文邸(県指定有形文化財)明治43年建設があります。

伊藤博文公の生家

旧伊藤博文邸 やまぐち建築ノート 松葉氏撮影より:設計は自ら行い、二人の技師が実務をし、施工は清水組。木造モルタル2階建こじんまりした建物。

伊藤公旧邸内部 2階洋室(2023年4月撮影)

伊藤公旧邸内部 2階和室(2023年4月撮影)


松葉一清氏が朝日新聞社の初任地山口支局時代に連載した「やまぐち建築ノート」

珠玉の一冊です。




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